春うらら

バンビ歯科 院長 森川富夫

今日はポカポカ陽気で春うらら、桜の花も満開です。

先日に来院された患者さんに教わり恩田川沿いの桜を見に行きました。

田奈から恩田川に出て、恩田川沿いを成瀬までのルートです。

川沿いの見事な桜並木で、人も大勢出ています。

週末は桜まつりが開催予定との事、自分の事はさて置き人出が心配になります。

さて当診療所にも学校の春休みという事もあり、子供達もちらほら見かけます。

私のようなオジサンより娘の方が子供達も安心?怖くない?ようなので、

娘が診てくれています。先日も「最初、チクッと痛いだけで後は痛くないよ」

「すぐに終わるよ」と娘の声がしました。どうやら乳歯の抜歯のようです。

私は離れた席で年配の患者さんの義歯の調整をしていたのですが、娘の声を聞いてるうちに

20年以上前の記憶がよみがえってきました。息子との思い出?です。

ある日の昼休みに家から電話がかかってきました。当時小学生低学年の息子からです。

その前日に息子が「ぐらぐらしてる」と言って口を開け、見せてきました。

どれどれ、なるほど「抜いてあげようか?」「いやだ」で終わっていたのですが……

昼に大好きなチキンにかぶりついた瞬間に痛みが襲ってきたみたいです。

普段は我慢強い息子が「抜きたい」と昨夜と違い、べそをかいたような声。

俗にいう半ブラ状態です。

家に帰ってる時間はないし、やってみるか!と受話器を持ってる息子に

「しっかり歯をつかみな!絶対に離すなよ!」「わかった」「いくぞ!一、二、三」

少しの間があり「とれた!」と息子の喜びの声。

どうやら抜く怖さより空腹が勝ったんでしょう。

今でいうリモート診療の先駆けでしたね。