カラオケ
バンビ歯科 院長 森川富夫
今日は2月3日 節分です。まさに立春に相応しい、外はポカポカ陽気です。
先日の施設での往診の出来事です。
いつものように患者さんに声掛けながら入れ歯の調整をしていました。
まったりと、マッタリと、←施設では時間の流れが違います、これが大事。
隣の部屋では、衛生士が明るく話しながら、口腔ケアをおこなっているようです。
すると聞き覚えのある曲のイントロが聞こえてきました。
「そうか!、今日はカラオケ大会だったんだ」
施設では定期的にカラオケ大会が開催されます。
特にその日は私が空で歌える曲ばっかりで、思わず口ずさみそうになりました。、
そんな楽しい中、AさんからBさん、そしてCさんと治療を終えていきます。
ルンルン順調です。
「後は誰さんを診るんだっけ?」「義歯のセットのTさんだけですよ」。
その瞬間 聞いた私も、答えた衛生士も同時に「しまった」
先ほどから聞こえ始めてきた素晴らしい歌声は、正にTさんだったからです。
お歌上手なTさんは最後の方で歌い始め、、終わりまで数曲というのが定番です。
実情はTさんの後は少々歌いにくいという事もあるみたいですが。
本来はTさんを最初に診察しなければならなっかのです。
案の定 Tさんはマイク片手にワンマンショー状態。
留守部隊の娘やスタッフ達は大変になるな!と思いながらも、「仕方ない時もあるのだ!」と
割り切り、最後までTさんの歌に酔いしれていました。
それにしてもお上手です。
このような空間では、カラオケに限らず、絵、書道、手芸、将棋、秀でた物が
ある方はお元気で、生き生きとされてますね。
さて私には何があるのだろうか?と治療を終え、自問自答しながら、帰ってみると
玄関先には大勢の靴、現実に戻されました……
寒さ まだまだ厳しき折 ご自愛下さいませ。