二次う蝕
暖かくなってきて「春」到来ですね、と、例年なら始まるところですが、
今年はそうも言ってられない状態です。スーパー銭湯、映画鑑賞、などストレス発散の
趣味も慎む毎日です。ただ、快晴の日などは努めて外を歩く事を行い、運動不足を解消
するようにしています。ポカポカ陽気の日に限りますが。
先日専門紙に「二次う触」の記事がでていました。
その中にサンスターの調査の内容が掲載されていました。
「治療した歯でも、虫歯になると知っていますか?」
なんと回答では「知らなかった」と答えた人が77,2%もいらっしゃいました。
驚くべき数字で、私もびっくりしました。
二次う触とは一度治療を終えた歯に再び虫歯が出来る事です。
詰め物や被せ物、又は接着に使うセメントなどの劣化により、「歯」と詰め物の隙間から
虫歯菌が入り込みます。
神経がまだ生きている歯←有髄歯の場合は痛む?しみる?等の症状がでて、患者さんも気づかれ、
やり変えですみます。
が、神経をとってしまっている歯←無髄歯の場合は気がつかないうちに虫歯は進行します。
「被せているんだから大丈夫」と痛みもないので放置しておくと虫歯が進行していき
気がつけば「抜歯」せざるを得なくなる場合もあります。
そもそも詰め物、被せ物による治療は、虫歯の部分を人工物に置き換えることで、厳密に言って、
「直す、修理」ではあっても「治す、治癒」にはならないのが悲しいかな歯科の現状です。
各歯科医院が予防目的での定期受診の重要性を訴えてる根拠にもなっています。
さて!来月には明るくこのコラムを書けている事を切に……