至福の時間

バンビ歯科 院長 森川富夫

 

今日は朝からどんよりした天気で、まして昨日の事もあり気持ちが沈んでいます。

昨日一本の電話がありました。私が30年来、月2~3回お世話になっている整体の先生からです。

先生とはゴルフ仲間でもあり、昨日は今年初のラウンドの日時、場所の相談でした。

ひとしきり話が終えたらおもむろに先生が「森川先生には先にお伝えしておきます、

実は私は2年後の3月で此処を閉院するつもりです。」「えっ~噓でしょう」

とは言ってはみたものの、薄々察してはいました。

整体のイメージは「ボキボキ」時にはアクロバットの体位を想像しがちですが、

先生のスタイルは「深部のマッサージ」中心で、施術中思わずウトウトしてしまいます。

夢うつつの中、私にとっての最高の「α波」出まくり状態で、至福の時間です。

それ以上に単発的な体の不具合、首、背中、手首、スポーツ医学も専攻

されてた先生の湿布やテーピングには随分お世話になりました。

閉院の理由を聞くと、やはりさもありなん。その後は自宅のマンションの一室で続けられるそうです。

遠方なのでその後私が通院するのは不可能です。

しかし話の最後に先生が「私こそ森川先生が来られる日はどんな話が聞けるか楽しみで、

何か元気を頂いた気がします」有難いお言葉です。

振り返れば、私が揉まれながらも話続け、又愚痴を聞かされた日もありましたっけ。

密な関係を続けていった方が離れていくことは寂しい事ですね。

まして私以上に私の身体の変調を察してくれてた先生だったので2年後から不安です。

が、先の事を心配しても仕方ない、これからもお互いに「気」を分け合いながら増幅しながらも、

せめてテーピングのコツをマスターしたいと思います。至福の時間の中で