花粉症の中で
バンビ歯科 院長 森川富夫
寒い季節が過ぎ、春めいてきました。
私の周りで「グスグス」がチラホラ、今年も又花粉症の季節が到来です。
何年か前にこのコラムで「花粉症デビュー」を宣言した私ですが、
花粉症はデリケートな人がなるらしく「院長のはただの鼻風邪です」
とスタッフにぴしゃっと、温かく?言われ仲間に入れてもらえませんでした。
でも彼女は正しかったです、翌年からはこの時期でも目はパッチリ、鼻もスッキリ。
そんな中、年配の女性が来院されました。
一週間前に前歯を抜き、使用中の入れ歯に歯を足し、修理で終わった患者さんです。
今回は前歯6本あるなかで唯一残っていた差し歯がとれてしまいました。
聞くと夜は入れ歯を外してお休みになるそうです。
基本的には入れ歯を外し、歯磨きして、入れ歯は洗浄液につけ、顎も休めて、
就眠で、目覚めて装着です。 が例外もあります。
残ってるご自分の歯が少なく、反対側の顎には多数残っていて、孤立してる歯に過剰に力がかかる場合、
又夜中に無意識にその歯を舌で押している場合もあります。
小さな入れ歯の場合は誤飲の恐れもありますが、残存歯が少なく、ほぼ入れ歯の人口の歯
で咀嚼している大きな入れ歯の場合は、夕食後→入れ歯を外し歯磨き→入れ歯を洗浄液に浸ける→就眠時再び装着
の方が良いと思います。
あの大震災の時、幸いにも逃げだせたものの、入れ歯を無くし、救援物資が来たのに不十な思いをされた方が
大勢いらっしゃったようです。今回のケースは私の指示が徹底してませんでした。
入れ歯でも各人状態が違いますので、歯医者さんにしっかり説明を受けて下さい。
花粉症の方!大変だとは思いますが、お元気で、お若い証拠ですので耐えましょう!