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秋本番

バンビ歯科  院長  森川富夫

台風も過ぎ去り、秋の風が心地よい一日です。

先月の中旬に30代半ばの男性が来院されました。

「右の上下は分からないけれど何しろ奥が痛い、夜中に痛くて目が覚めます」

精査してみると、右下奥歯にエアーをかけると確かにかなりしみる様子です。

又ミラーの柄で少し打診を加えると今度は右上奥の歯が痛みがあるみたいですし、

歯肉も若干腫脹しています。患者さんが言われる通りです。

どちらも清掃不良による歯周病の悪化と考えられますが、「夜中に起きてしまう程」

と仰る患者さんの症状と実際の歯の現状とは一致していません。その日は軽い清掃の後

右下にはレーザーと知覚過敏処置、右上は過度に当ってそうな歯の咬合調整とレーザー

最後に歯周病治療薬、様子をみる事にしました。

一週間して来院されて再びお聞きすると「状態は変わりません、やはり夜中に起きてしまう」

「同じように右の奥ですか?」「そう」何か違和感を感じた私は診る視点を変えてみました。

前歯の方から診てみます。

右の犬歯からブリッジが入ってます。三本つながっていて、間一本は歯がありません。

支えの奥の歯は神経がありませんが、手前の歯は神経が残っています。

適合も良さそうだし、レントゲンでも異常なしです。

しかしレントゲンでは被ってる歯の中の状態までは分かりません

もしかして?、金属のわずかな隙間からエアーをかけてみると、かなりの反応がありました。

探針で探るとかなり中まで入っていきます。前回は全体的に余りにも汚れていたのと、

奥しか注意がいきませんでした。私の中ではほぼ解決。

「奥の上下ではありませんが現時点で一番悪い歯はこれです、まずこの歯から治療しましょう」

「?」の患者さんにどうにか納得してもらい犬歯の神経の処置から行っていきました。

その翌週「まだ奥の方が痛みますか?」「そう言われてみれば気にならなくなりました」

このように一本の歯の治療で他の歯の症状も軽減?したという事は多々あります。、

秋本番!味覚の秋を堪能しましょう。