残暑
連日の体温に近い猛暑で身体が溶けていきそうです。
毎日の感染者の推移も感覚が麻痺しています。
しかし猛暑が過ぎ去れば弱毒性?になったウイルスの活性化やインフルエンザも心配です。
年内は最低マスクでしょう。
お盆前に小学生の男子が来院しました。
「乳歯が抜けずに横から永久歯が生えてきました、歯並びに影響がありませんか?」
とのお母さんの心配です。診てみると確かに動揺している乳歯の横から永久歯の頭が見えています。
乳歯の動揺も差ほどなく永久歯との「二枚刃」状態ならば乳歯を抜歯して、永久歯の誘導を
はかります。一方ぐらぐらしている乳歯なら自然に抜けていくので基本そのままですが、
一応本人に聞いてみます「どうする?抜く?」「どちらでもいい」
「じゃ、そのうち抜けるよ、しっかり歯磨きしなよ」で、その子みたいに終わりです。
ただ中にはお母さんにしぶしぶ連れてこられ、「抜きたくな~い」とだだをこねてる子もいます。
お母さんに聞いてみると「ずっと気にしてる、あまり噛まない」その場合は話は別です。
衛生士が優しく歯磨き指導など行い、打ち解けてきた瞬間に抜きます。
「子供の心を傷つけている?」否、最初は驚いた様子ですが、大半は抜けた乳歯をニコニコ
笑いながらお母さんに見せています。「今日からごはんいっぱい食べれるね」「うん」
中には「絶対に許さないから」と最後まで睨んで帰っていった子もいました。
つわものです。でも成人になっても来てくれています。私は忘れているのに本人は覚えています。
「その節はごめんなさい」
残暑厳しき折、どうか皆様ご自愛くださいませ。