歯科検診
バンビ歯科 院長 森川富夫
ここ何日かは日中は春を感じる温かさです。
河津町や三崎、大井松田の河津桜もそろそろ芽吹いてきそうです。
毎年花見を兼ねてのハイキングに仲間たちとでかけるのですが、
今年は出かけるにしても一人ですね。
先日、幼稚園で歯科検診を行いました。昨年春に行う予定で延期されていた検診です。
先日の歯科新聞にコロナ禍での歯科受診控えもあり、「義歯のかみ合わせの不具合、
歯周病の悪化……」と、大人の方はもとより「幼児にも生え始めの6番に虫歯、結局抜髄をする事に!」という記事
が載っていました。6番というのは6才臼歯のことで、抜髄とは虫歯が深くなり、神経をとる処置の事です。
一年以上も検診を受けていない園児もいるはずです。「侵攻した虫歯をもつ園児がいるかも?」
と、気を引き締め、感染対策も例年以上に心掛け、当日に臨みました。
私たちの予想は良い方向に裏切られました。ほとんどの園児が歯磨きもできていて
虫歯もない綺麗な口腔内でした。この地域のお母様方?中にはお父様方?の意識の高さの現れだと思われます。
教室で順番がくるまで大勢でおとなしく待っているマスク姿の園児を見るとチョッピリ可哀そうな気になりました。
が、マスクはしていたものの園児からは、はつらつとしたエネルギーを感じました。
来年度はこの子たちがマスクをしなくても検診を受けられる事を切に願っています。
検診後娘に「今年の三歳児は嫌がる子は少なく検診やりやすかったね」
と話すと「そりゃ例年より半年以上も後の検診だもの、成長するわよ」と言われました。
なるほど私の半年は米粒のように小さいけど、三歳児の半年は大きいってか!納得です。