歯科検診を終え
バンビ歯科 院長 森川富夫
6月4日、いわゆる「虫歯予防デー」に先立ち、先月末から幼稚園、学校、
各所で「歯科検診」が行われていました。
当医院でも、先日幼稚園に出向き、歯科検診を行いました。
実際に検診を行うのは数年前から娘や後輩の先生にお願いし
ています。屈みこんでちっちゃな園児のお口の中を診ると、ものの数分で首が固まってしまいます。
年はとりたくないものです。
私の役割は雑用係として、もっぱら、あっちに行ったり、こっちに来たり。
稀にですが、年少の園児の中には、元気よく泣いて、診させてくれない子もいます。
そんな時は私の出番!です。どかっとあぐらをかき、その上に座ってもらい、お口を開いてもらいます。
即席ユニットの誕生です。励ましの声をかけ続ける暖かい?座り心地の良い?椅子ですよ。
終わったら汗だくになりますが。
又、年少、年中、年長、三グループに分かれて検診を行っていますから、客観的に見れる立場の私には
園児達の一年の違いには目を見開かせるものがあります。成長しています。
一年前には私のあぐらの上で泣いていた園児が元気に大きくお口を開いてくれます、感激です。。
約30名のクラスの中で虫歯があった園児は年少では2~3名だったのが、年中、年長と上がってくるにつれ
虫歯や治療済みの園児の数が倍々に増えていってます。園児のそれなりの自立?環境の変化?
残念なことです。
が、それでも全国平均からはかなり下で、この地域の医療機関の充実、お母さん達の意識の高さなのでしょう。
しばらくすると検診当日お休みだった園児達が大勢、幼稚園バスに乗って診療所にきてくれます。
あふれかえる無邪気な園児達の熱気は午後からの診療室にも残っていきます。