挨拶
バンビ歯科 院長 森川富夫
五月晴れの一日です。風がさわやかで、
汗をかくにも最適の季節になりました。
もう何年も前の事ですが、北鎌倉→大仏→由比ケ浜→江ノ島までの行程で、
ハイキングに行きました。
汗をかいた後にビール片手に美味しい海の幸をいただきたいという、目的と手段があべこべ
になった、よくある行動動機からです。
浄智寺の横からコースに入ったのですが、しばらくすると小学生の集団とすれ違う事になりました。
先頭の子が「こんにちは」と元気よく「今日は遠足か、いいね、」
すると次々に「こんにちは」「こんにちは」と挨拶の列が後を絶ちません。
それも一人一人が立ち止まって大声をかけてくれます。「挨拶はしっかり相手を見て大声で」
とおそらく遠足前に先生に言われたのでしょう。こちらも無論受けてはいたのですが、
「学校すべてが参加してるのかな?」と思える大人数、ようやく途切れたと思ったら
もう県道に降りていました。大声出し過ぎて喉はカラカラ、江ノ島までの海岸沿いはみんな寡黙でしたね。
ビールでのどを潤し「明るかったね」「素直な子供達だったね」「元気な挨拶だったなー」で宴会は始りました。
日常「挨拶」は本当に大事です。
我々の仕事もまずは「挨拶」から始まりますが、カルテが電子化して記載がパソコンです。
以前はカルテも手書きで、患者さんに相対時してたのが、つい入力に手間取り背中で挨拶せざるを得ない
時があります。いけない事です。大いに反省です。
この先電子化がさらに進み、便利?な世の中になっていきますが、人と人とのコミュニケーションは電子化
したくないですね。
「挨拶」とはその字の通り、心を開いて、相手に迫る、近づくという事です。
改めて、子供達に教えられた一日でもありました。