マスクの賜物
月が替わり、猛暑も幾分和らいできました。
外出時のマスク生活も完全に日常になっています。
ウォーキングや買い物時に「先生!こんにちは」とご挨拶を受けますが、
「はて?」となる時が多々あります。以前は私の方からご挨拶しても、
「?」「歯医者ですよ」「あら~いつもマスクされてるお顔しか……」
それが今は全く逆になっています。仕事柄、素顔の方と相対峙していますので、
マスクをされてると判別がつきかねます。一言、二言、話をしても分からず、
家に帰ってから「Aさんだった」となった時もありました。
気乗りのしない会話で申し訳なかったです。
先日、一人の青年が来院しました、もちろんマスク着用です。
予約外の患者さんです。はて誰? ユニットに座りマスクを外してもらい「なんだB君久しぶり」
と、声かけると同時に前歯の虫歯が飛び込んできました。
「どうしたの、こんな目立つところに虫歯をつくっちゃって」
「歯医者に行かなければと思いつつ、マスクがあれば隠せるし、まあ~いいや、と思って。」
「痛くなかったの?」「時々痛かった」
マスクの日常のちょっとした弊害です。
虫歯は深く、結局神経をとり、差し歯にしなければなりませんでした。
予約の患者さんもそろそろ来院しそうです。蜜は避けなければ……
「B君!本来は仮歯を入れるんだけど、どのみちマスクなんだから一週間そのままね」
「そんな~」と言いながらマスクをつけ退出していきました。
B君!次回は素敵な仮歯をいれるからね。マスクの日常の賜物です。
このコロナ禍の中、前歯でお悩みの方は一気に治されるのも一考かと。
5月 6月はパソコンが具合悪く受信は可能だったんだけど、送信ができず、
送信歴が残っていない。先方からの受信を転送しますから宜しくです。