インフルエンザ

バンビ歯科 院長 森川富夫

寒い毎日が、乾燥した毎日が続いています。

インフルエンザの流行が過去最大とのことです。

最近のニュースでも言われてますが、インフルエンザの予防には「手洗い」「うがい」「マスク」

と同じく口腔ケアの重要性が指摘されています。。

実際にある介護施設で衛生士さん達の専門的ケア、並びに介護士さん達の日常的なケアで、

罹患者の数が前年より劇的に少なくなったとの報告もありました。

無論、それだけではないですが。

又乾燥が続いているこの季節ですが、お口の中の過度の乾燥も困ったものです。

唾液が少ないお口の中は細菌が繁殖しやすい最適の培地です。

唾液の減少は単に加齢によるもの、何がしかの病気、内服薬による副作用、ストレス、

原因は多々あります。

唾液は一日で多い時には500ml~1500mlが唾液腺から分泌され、

大唾液腺と小唾液腺に分かれています。全体の95%は

大唾液腺から分泌されますが、大唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺と3つあり、

それぞれを刺激すると分泌を促進する事になります。お勧めは耳下腺のマッサージです。

耳下腺は大唾液腺の中でも「さらさら」した唾液を分泌します。

頬から耳たぶにかけて、ちょうど上の奥歯のあたりに耳下腺はあり、そこを奥から

円を描くように前方にマッサージします。手引き書には入浴後などリラックスした時に

行うのが望ましいと書かれていますが、私は入浴時こそリラックスタイムなので、

湯船にどっぷりつかり2~3分行います。皆様も行ってみて下さい、結構良いですよ。

誰かにお願いするのも一考ですが、私は妻には頼んだ事はありません。

返ってくる言葉が容易に想像できますから……。

歯科医の立場からのインフルエンザ予防の提言でした。