お盆の長雨
バンビ歯科 院長 森川富夫
今日はお盆中日の14日土曜日、朝から雨が降り続いています。
診療室には娘とスタッフ一人だけです。
実は昨日、今日と予約の患者さんは少数にして、ほぼ急患の方のみの対応で診療所を開けています。
昨日は多くの電話がかかってきました。「詰め物の金属がとれた」
「歯が欠けて舌に当たって痛い」「入れ歯の調子が悪い」等
ご自身でもそこまでの緊急性がないけれど「もしかしたら開いてるかな?」
と思い、連絡された患者さん達です。そんな中「4~5日前から痛くて、痛くて」
と、電話がありました。来院されお口の中を拝見すると
「これは痛い、大変だったでしょ」と思わず私も声がでました。
最近多くなっている「歯牙の破折」です。中にインレーという金属の詰め物がされており、
強く噛むことにより周りの歯質が破折しています。来院時「歯が全部抜けた夢みたよ」
の患者さんの言葉でクスリとし、他の診療所が開いているにもかかわらず、当院を待って来院された患者さんに
感謝しつつ処置を終えました。ただ帰りがけに「歯磨きが悪いのかな?電動歯ブラシも使ってみようか?
」「違いますよ、熱心に磨かれ、定期的にメンテナンスされてます、しっかり骨の中に
植わっており、ピクリとも動かない歯だったからこそ力の抜け場所がなかったのです、
年相応の硬さの物がいいですよ、俺は若いころから重い荷物を持つのが好きなんだ、
今でも早く走るのが好きなんだ、と言っているようなものですよ」
どこか釈然としない顔をされながらも帰られましたので、次回もう一度詳しく説明する事にします。
雨も依然降り続けています、長雨でもコロナを流してくれるならまだ我慢ができるのですが……