同窓会

バンビ歯科 院長 森川富夫

9月号の「一枚の葉書」でお話しましたが、先月末中学の同窓会に行ってきました。

定宿に荷物を置き、鴨川の散歩でも楽しみながら参加しようと、

早起きして新幹線に乗り込んだまでは良かったのですが……「初恋を成就したい」と、

気持ちが高ぶってたのか、何と車中でコーヒーをこぼしてしまい、お気にのシャツが大変なことに。

「横浜で流行の柄もののシャツ」とでも言うしかないか、と思ったのですが、宿のスタッフが

気を配ってくれて何とか染みをとってくれました。感謝、感謝です。

集合場所は中学の校庭、数人はすぐに分かったのですが、後は誰が誰かも分かりません

しかし、近場のホテルに移動してネームプレートを付け宴会が始まると、予想通りあちらこちらで嬌声があがります。

テーブルは抽選です、隣の席にはライダー服を着た一見若々しい?男性。

互いにネームプレートに目をやると同時に「森川君?」「あっS君か?」

S君は小学校も同じで、しかも同業です。

こんな100人近く集まった中で抽選で座った横に同業者とは、二人で大笑い。

彼のお父さんに乳歯を抜いてもらった事もあり、彼は二代目の歯科医師です。

昔話や家族の事を話したら、そこはやはり同業。

「滅菌はどこまでやってる?」「往診やってるの?」「横浜もやっぱりお年寄りの患者さん多いかい?」

パワフルに話しかけてきます。少し息詰まったので話題を変え、

「元気だな!S君!何か運動してるの?」「毎朝御所の周りを数周自転車こいで、それから診療」

御所の周りは一周4キロ、成る程、元気な秘訣はこれか!

「来年に小学校の同窓会やろうよ!S君幹事やって!」彼は調子良く「いいよ」

同業者が元気一杯で働いているのを知り勇気づけられましたが、お調子者の彼、

果たして来年、同窓会をやってくれるのだろうか?ちょっぴり心配です。

初恋?結局、顔も名前も思い出せないままで終わりました、夢の中だけですかね。