ポカポカ陽気

バンビ歯科  院長 森川富夫

ポカポカ陽気のある日の診療室。コロナを忘れそうな一日です。

「ちょっと○○さんの歯を診て下さい!」と、娘から声がかかりました。

深い虫歯で神経をとらないといけない「抜髄」という処置や、

「抜歯に」ならざるを得ないかな?と思われ、患者さんにとっては予想外の

ショックを受けられる処置をせざるを得ない場合などには、なるべく他のドクターの見解も聞くことにしています。

それは私が診てる患者さんの場合でも同様です。

金属の詰め物がされており、神経「歯髄」までは、まだまだ距離がある歯です。

娘が声をかけてきたのは金属を外した後でした。

診てみると「あつ」と思わず声がでてしまいました。念のため染出し液を使ってみると

やはり!歯牙の破折です。レントゲンでは写ってこない破折部でした。

破折した歯でも修復や、かぶせ物で保存可能な場合は多々あります。

しかしこの患者さんの場合は条件が悪すぎて抜歯する事になりました。

その歯の根尖が上顎洞の中に入っており安全を喫する事もあり、当医院に定期的にきてくれている

外科の先生にお願いすることにしました。当日の朝「抜歯しかないと思うんだけど、そっちも確認してね」

の一言を添えたのは当然です。

結局はやはり抜歯という事で無事終わりました。

何かの時に相談しあえる?気づかされる?複数のドクターがいる今の治療環境は幸せです。

他医院でも診療していた娘が4月から当医院に常勤になりました。

ヒヨコからニワトリになった娘からつつかれるのももう間近です。