鼻たれ爺さん

バンビ歯科  院長 森川富夫

 

昨日は20度以上あったのに今日は10度ちょっと、気温の変化が激しい

今日この頃です。くしゃみや鼻水が止まりません、寒暖差アレルギーでしょうか?

子供の頃は鼻水とは無縁のスッキリしていた?私が、最近では「鼻たれ爺さん」

と優しい家内に言われています。

往診先の施設でのある患者さんとの出会いです。

初診の女性の方ですが、上は総入れ歯、下は部分入れ歯です。

下はOK、上は年代を感じる義歯で、少々ガタついてますが立派な義歯です。

少し手直しするだけでより良く使えそうです。

その旨伝えると……「先生!実は最近作ってもらった義歯があります」「えっ?」

「入所する前のゴタゴタで、つい古い方の義歯を持ってきてしまいました」

「じゃ、ご家族に伝えてその義歯を持ってきてもらって下さいね、ところでどちらの

歯医者さんで作ってもらったんですか?お近く?」 「○○の△△歯科」

「えっ」帯同していた衛生士ともども「びっくりポン」

何と私の学生時代からの親友である△△先生の名前がでてきました。

ハイキング、ゴルフ、飲み会にと今もいつも一緒です。

その事を伝えると患者さんは安堵の色。

翌日彼と連絡をとり、詳細に内容を聞く事ができました。

必要ならレントゲン写真も送るとの事です。情報を共有できる事は素晴らしいです。

「△△も今度来る?患者さんは君に診てもらいたんじゃないかな?」と少しジャブ。

「いや、森川君に任す、宜しく伝えて」一応誘ってみただけです。

私が頑張ります、気を良くしています。

患者さんとの別れ際「先生!本当に△△先生と同級生!若く見えるけど」

と言われた事は彼には内緒ですから。

「鼻たれ爺さん」でも施設では充分若い「鼻たれ小僧」です。