すすき野
バンビ歯科 院長 森川富夫
週末の土曜日まだまだ外は明るく、窓の外からはセミの声が聞こえてきます。
梅雨明けを思わせる程の最近の猛暑、毎年言われていますが、日本の亜熱帯化が加速しているようです。
ふと横に置いてある雑誌?小冊子?に目が行きました。
それは先日に送られてきた記念誌「すすき野50年誌 つなぐ未来へ」
昭和48年から現在に至るまでの歩みです。
鉄町、黒須田町、元石川町の一部の土地開発事業により「すすき野」が誕生したそうで、当時私はまだ初々しい?学生でした。
すすき野の名前の由来は正に予想通り、鬱蒼とした原野の付近に数多くの「ススキ」が見られたからです。
卒業後縁あって青葉台の歯科に勤務し、数年後当時の院長の勧めもあり「当地」に開業しました。
その後同窓会が行われ一人の友人が声をかけてきました。
「森川!開業したの?すすき野って何処なのよ?」こと細かく説明すると
「あ!あそこね高校時代にモトクロスでよく走り回ったあの原野か~」
「あの場所に開業ね~」と感慨深げに言ったのを今でも思い出します。
開業しても周りは造成地も多く、ある日の事、キャンセルの電話が続きました。
「?」正直な患者さんが「西部警察のロケで渡哲也、舘ひろしも来ているらしいの、ごめんなさい」ムムム、実は私も行きたかったです。
すすき野連合自治会は、すすき野地区の9つの自治会が一体となっています。
自治会の会長としての患者さん方のお言葉も掲載されており、それぞれ皆さんのお顔を思い浮かべながら読ませていただきました。
自治会の活動もさることながら50年誌の作成は皆さんのご尽力によるもので、感謝の念が湧いてきました。
新百合ヶ丘までの地下鉄延伸計画、すすき野地区にも新駅が予定されています、
少子高齢化が進んでいますがその事によりこの地区が又どのような変貌を遂げていくか見届けたいと思っています。