良いお年を!

バンビ歯科  院長  森川富夫

経験したことのない苦難の一年も、後一月足らずで終わろうとしています。

感染対策の新たな設備、備品の補充は無論の事、体調管理や健康維持に例年以上に気をつけた一年でした。

直接コロナに接していない私たち医療従事者も少々疲れてきていますが、

来院される患者さんも疲弊の色が見え始めています。

そんな中、ある患者さんが「私は絵が趣味なんだけど先生は物を書く事が趣味なんでしょう?」

「えっ!何でそう思われるんですが?」「だって、いつも青葉タイムズ読んでますから……」

「そんな!私は書くことが好きではないですよ、むしろ苦しいです」

このコラムを書くのも今年最後です。実はさて何を書こうか?と2、3日前から悩んでいました。

そもそも青葉タイムズに依頼を受ける前は「街」というタウン誌に頼まれ、歯科情報を書かせてもらっていました。

虫歯の治療、義歯、矯正、インプラント、漂白……内容もつきたところで、先方の都合で廃刊となってしまいました。

「あ~これで毎月の苦行から抜けられる」と思った直後、一本の電話がかかってきました。

「青葉タイムズの〇〇です、先生!歯科に関して書いてもらえますか?」

「ムムム」で今日に至っています。途中真剣にお断りする時期もあったのですが、〇〇さんの

「得意な事、興味のある事だけ行っていては駄目、苦手な事もやる事が大事で一月の中でリズムがでますよ」

との強い説得を受け今も書かせてもらっています。今ではちょっぴり感謝しています。

しかし、かれこれ30年以上!治療方法、材料も日進月歩の世界です。

来年は歯科の最新情報でもたまには娘に書いてもらおうと思っています。

一期一会 出会いを大切に 継続を糧にして。

来年は少しでも明かりが見えれば良いですね。