同窓会

バンビ歯科 院長 森川富夫

 

先月、大学の同窓会がありました。

医学部、歯学部合同の卒後35年の会でした。

医学部との合同は久し振りです。

現在は異なりますが、我々のころは医学部の学生、歯学部の学生共に千葉の市川で

2年間の教養課程を過ごしました。無論、部活も同じでそれは学部に上がってからも続きますが。

そんな久しぶりに会った医学部の仲間達と会話がはずみます。

ご多分にもれず、自身の健康の事、老親の事、子供の事、中には孫の事。

ひとしきり話し終えると仕事の話。

そこが他学部の職業あまたの人達が集う同窓会とは違うとこで、否応なしに現実に引き戻されます。

私も施設の往診と居宅の往診を行っていますが、積極的に在宅医療に取り組んでいる旧知の医者がいました。

在宅医療で彼らが出来る事、我々歯科医師が出来る事、否、我々にしか出来ない事が、

話の中で顕在化します。。内容は分かり切っている当り前のことですが、やはり20歳前後に共に汗を

流した仲間に言われると重みが違います。

「口腔内の状況は全身の健康には欠かせない、さりとて、口腔内の状況だけでは全身は語れない」

これからは定期的に彼らと会い、刺激をもらい、少しでも臨床にプラスになればと思っています。

と、真面目に終わろうとしましたが…、

再会時、彼が「森川君!お腹が二周りも大きくなったね」と言われつい「○○も頭が薄く……」

と言いかけたのをぐっと我慢しました。昔カッコ良かった彼に対する「武士の情けです」

彼がこのコラムを見ない事を…